【「ストレッチをしようにも体が硬い!」という方に】
『ストレッチ・メソッド』谷本道哉、石井直方・著 Vol.085
「体の硬さをコンプレックスに感じているという人が、とくに女性と中心に増えている」
本日の一冊は、『ストレッチ・メソッド』。2008年発刊と古い本ですがいまだに売れ続け、書店の店頭にも置かれているストレッチのベストセラー本であの『スロトレ(スロートレーニング)』の石井直方教授も執筆に携わっているとのことで購入してみました。
この本の特徴として、五つのコツ(コアの操作、筋肉の特性、基部の固定、テコの原理、 脱力&ゆっくり)で、他の本よりも入念に筋肉を伸ばす事ができます。
掲載されているストレッチは道具なしで一人でできるのも実用的です。
「ストレッチはどんなもの?」ストレッチの概要からわかりやすく説明され、腰痛や肩こりにお悩みの方はもちろん、あるスポーツ競技を行ううえで柔軟性があれば今後どのような場面でも役立ちますので、これからスポーツを始めようという人にもおすすめできる本です。
一般的にスタティック(静的)ストレッチは「20秒から30秒、1セットも行えば効果は十分」とも言われていますが、所要時間の目安など記載されていても良かったなと思います。
特に「肩甲骨」「骨盤」「股関節」項目のストレッチはランニング動作の向上にもつながり、サイドレッグスイングも紹介されています。体が固くて正確なフォームが行えない人でもできる「らくらくストレッチ」 はぜひチェックしておいてください。
▼本書より
関節の可動域が広がると動作に余裕ができて、体の動きがスムーズに。そうなればもちろん、スポーツパフォーマンスの向上につながるうえ、スポーツ時のケガも起こりにくくなるでしょう。
太もも裏側の筋肉が硬く張った状態だと、太もも裏側の筋肉によって骨盤が後ろに引っ張られます。こうして腰が丸まり、いわゆる猫背の猫背の姿勢になってしまうのです。
股関節の筋肉が硬くなると、歩行時に大きく脚を踏み出せずに歩幅が狭くなり、転倒リスクが高まる。
【5つのコツでもっと伸びる!】
『ストレッチ・メソッド』谷本道哉、石井直方・著 Vol.085
管理人:大阪府生まれ。トレイルランナーズ大阪代表、米国UESCA認定ウルトラランニングコーチ。2012年に起業、日本では数少ないマラソンとトレイルランニングの両面を指導できるランニングコーチ、マラソン作家。指導歴12年で、初心者にもわかりやすい指導と表現で定評がある。
自身も現役のランナーで過去15年間で100大会以上に出場をし、ランニングを通じて日本中・世界中を飛び回るという「夢」を実現し、28か国30地域のレースに出場。
2012年から『はじめてのトレイルラン』教室を開講し、1万人超が体験する人気に。山でのマナーや安全な走り方の啓蒙活動にも注力し、グループで走る楽しさを伝え続けている。2024年10月にAmazon(アマゾン)より電子書籍『極寒!はじめての北極マラソン』を初出版。