おすすめランニング本

『猫トレ 猫ひろしのマラソントレーニング』猫ひろし・著 Vol.122

【猫ひろし!猫ひろし!のマラソン全記録】
『猫トレ 猫ひろしのマラソントレーニング』猫ひろし(瀧崎邦明)・著 Vol.122
『猫トレ 猫ひろしのマラソントレーニング』猫ひろし(瀧崎邦明)・著 Vol.122

本日は芸人ランナーからリオ五輪にカンボジア代表として男子マラソンに出場するまでに変貌を遂げた、猫ひろしさんによるマラソン本の第二弾。

カンボジア国籍を取得したのは、猫ひろしさんの発案ではなく2009年に出演した"ホリエモン"こと堀江貴文さんのネット番組の企画だったことをご存じでしたでしょうか?

猫ひろしさんは2011年にもマラソン本を出しており、日々の練習メニューや使用グッズなどについてはこちらの本の方がよくわかります。

参考:『猫ひろしのマラソン最速メソッド 市民ランナーのサブスリー達成術』
当時の番組を僕は観ていませんが、もし堀江貴文さんが提案されたのだとしたらその発想がすごいなと思います。こうした経緯からのカンボジア国籍取得には、当時批判的な思いを持った人が少なくなかったことでしょう。

そこからオリンピック実現に向けた日々のトレーニング、オリンピック出場までの記録をすべて綴ったのが本書です。

猫ひろしさんは、千葉県出身で1977年生まれ。

本書出版の2017年2月時点で39歳。

本名は、瀧崎 邦明(たきざき くにあき)さん。ご結婚されて娘さんも一人います。

本書の中で5歳の娘さんも登場しますが、<パパ、そんなお笑いやってもみんな幸せにならないよ>冷ややかな目で見られる話など、この娘さんとのエピソードが面白いのです。ほか<選手村内の食堂は24時間無料で食べ放題・飲み放題><ウサイン・ボルト選手が普通に選手村の食堂を使っていた><選手村ではコンドームが無料配布されている!?の真実>五輪選手村の様子や猫ひろしさんが過去に出場した海外マラソンレースでの裏話などが満載です。

本書で公開されているトレーニングは多少の努力では真似できないようなレベルですが、コーチの役割やトレーニングの多様性を学ぶには、いい話の題材が揃っています。

そのトレーニングからは大いに刺激を受けることでしょう。

猫ひろしさんに関心のある方は、ぜひ読んでみてくださいにゃ~

本のギャグが面白いかどうかは、皆さまのランニングには何の関係もないわけですから、 面白いかどうかを期待しないでください。(これが意外と面白いですよ!)

【猫ひろし!猫ひろし!のマラソン全記録】
『猫トレ 猫ひろしのマラソントレーニング』猫ひろし(瀧崎邦明)・著 Vol.122




-おすすめランニング本