おすすめランニング本

『鏑木メソッド 3%理論で走りを変える』鏑木毅・著 Vol.152

【プロランナーの走り方、最新練習ノウハウがここに!】
『鏑木メソッド 3%理論で走りを変える』鏑木毅・著 Vol.152
本日紹介する一冊は、プロトレイルランナー鏑木毅さんが、企業秘密も含めて公開した、最新ノウハウをまとめた一冊。
 
まずブラックの表紙がカッコいい(笑)鏑木ファンなら、ジャケットだけで買い!だと思います。
 
ロードとマラソンとトレイルとの違いは?
 
マラソン用のシューズじゃダメ?
 
水は何リットル持てばいい?
 
ふくらはぎの筋スタミナを使い果たさないための、上り方のヒント。
 
より安全に楽しく下るための、下り方のヒント。
 
B5サイズで全部で127ページほどの薄い本ですが、トレイルランニングを安全に、速く、走るうえでのノウハウがこの薄い本に凝縮されています。
 
・ 登りの歩き方
・ 登りの走り方
・ ショートレースでの上りの走り方
・下りでの走り方
・ショートレースでの下りの走り方
・タイムに差が出る木段・石段の上り下り
 
など、入門テクニックから中級、上級まで網羅されています。
 
経験者には、さまざまな種類のトレーニングメニューやトレーニングプランの考え方が今よりワンランク上を目指すうえで、じつに参考になります。
 
僕は15年以上も前からランニング練習に縄跳びを取り入れていましたが、鏑木さんも「まずは縄跳びから始めよう」と縄跳びの効果を強調されています。
 
鏑木さんは、写真にも映っていますが、体幹など補強トレーニングは東京の駒沢大学駅前にある「石井道場」で専属トレーナーに通われているようです。
 
本書の中で、<故障に悩まされている人こそトレイルラン>とありますが、僕の身のまわりでも、トレイルランで坐骨神経痛や変形性股関節痛を克服した人がいます。
 
脚持久力がつき、マラソンレース後半で失速が少なくなって自己記録を更新した人はトレイルのツアー開始6年間で数え切れないほど見てきました。記録の伸びが止まったり、ケガしがちな人こそトレイルランです。
 
薄い本なので、普段よりはボリュームを抑え目にして、要点をご紹介します。
 
▼ここから
登山道の路面は土で、アスファルトと比べて軟らかく、筋衝撃が少ないから、実はダメージが大きくない。また脚自体が強くなるから、故障に強くなります。
 
反面、トレイルランばかりだと動きが縮こまってしまい、ロードの走力が落ちるという面もあります。
 
累積標高は獲得標高などとも呼ばれ、トレーニングとして重視するのは、登りで獲得した標高です。
 
トレーニングにおいてどれだけ「登ったか」を意識してほしい。
 
月間のトレーニングにおける累積標高の合計が、月間走行距離の3%以上になるよう心がける。
 
累積標高の%は、ターゲットレースの累積標高差の%を参考にします。
 
縄跳びは実に効果的な運動で、バカになりません。小さなジャンプの繰り返しってトレイルラン的でしょう?
 
▲ここまで
 
トレイルランニングで「上りでいつも足が攣る(特に男性の方)」「下りが上手く走れない(特に女性の方)」と嘆いている方は、必読の一冊です。
 
「わかる」と「できる」。この間にはかなりの差がありますが、それでも参考になることは間違いなしです。
 
【プロランナーの走り方、最新練習ノウハウがここに!】
『鏑木メソッド 3%理論で走りを変える』鏑木毅・著 Vol.152
 
本書の中で、<モチベーションアップはトレイルラン動画を見るにかぎる!>とありますが、こちらの動画もおすすめです。
 
 




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