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『トレイルランニング・マガジン 2016』ベースボールマガジン社 Vol.080

【トレイルランニングは地域活性化に役立つのか?】
『トレイルランニング・マガジン 2016』ベースボールマガジン社
『トレイルランニング・マガジン 2016』ベースボールマガジン社こんにちは。
トレイルランナーズ大阪の安藤大です。

『トレイルランニング・マガジン 2016(ベースボールマガジン社)』が発売されました。

現在刊行中のトレイルランニング雑誌の中でも特にトレイルラン競技について深く掘り下げた情報を発信する、毎回中身の濃い一冊です。トレイルランニングをこれから始める方向けの雑誌というよりは、すでにトレイルランに親しんでおり「今後トレイルランニングはどうなっていくの?」今後のこのスポーツ競技動向にご関心をお持ちの皆さまにおすすめできる内容です。

今回も巻頭記事となっているのは、昨年から今年にかけて動きのあった日本におけるトレイルランニングの競技団体の現状について。

ほか興味深かった記事は、「トレイルランニングは地域活性化に役立つのか?」白馬国際トレイルラン、青梅高水山トレイルラン、神流マウンテンラン&ウォーク、それぞれのイベント関係者が実情と本音を述べています。

今号でぜひ一読しておきたい記事は、「50年に一度の大寒波に見舞われた香港100/HK100」。実際に出場したランナーや現地事情をよく知る方からの生の声、地元記事を元にいち早くブログでこの出来事を取り上げさせていただきました。

2016年1月に行われた香港100大会では未曾有の大寒波に見舞われ、夜間は氷点下、標高も高くエスケープも難しい。山頂付近では香港初の霜を一目見ようと観光客でごった返し、路面は凍結のため観光客も下山が容易ではない事態に。選手や観光客を助けに来た消防団も路面凍結のために、救助は困難を極めました。

まさに都心ではなく、ウィルダネス(野外)環境下でのトラブル・災害の同時多発事例だったわけです。現在野外・災害救急法を学ぶ傍ら、今回のケースに考えさせられました。

定価1500円(税抜)と少し値段高めに感じられるかもしれませんが、この取材内容とボリュームを考えれば納得の価値はあります。ぜひチェックしておいてください。

【トレイルランニングは地域活性化に役立つのか?】
『トレイルランニング・マガジン 2016』ベースボールマガジン社




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