【加工食品に依存しないための究極のホットクック料理術】
『勝間式食事ハック』勝間和代・著 Vol.153

本日の一冊は、『勝間式食事ハック』。「カツマー」という言葉も生まれ、かつて一世を風靡したビジネス本の著者、勝間和代さんが、現在は「食事」のノウハウをブログで紹介し、再び脚光を浴びています。
元々は経営コンサルタントとして数多くの企業の利益改善に貢献してきた勝間さんが、そのノウハウを食事に落としこんだら?自身の経験談を交えながら、その調理ノウハウを公開しています。
日々ブログが更新され私もチェックしています、その頻度がすごい!1日に4回、5回更新される日も多くあり、驚かされています。
本書では具体的には、「適切に食材を調達する技術」と「適切に食材を加工する技術」が紹介されており、著者は「ホットクック」や「ウォーターオーブン」を有効活用、食材はインターネット注文をおすすめしています。
特に「ホットクック」の使い方については著者の右に出る人はいないのではというぐらい使いこなしている様子が紹介されています(著者は、”スマートクッキング”と題した料理教室も開催)。
日ごろAmazonのインターネット注文を利用している人には即・実践できる内容です。
一人暮らしの方や、仕事が忙しくどうしても外食が増えてしまう方、面倒ででき合わせで済ませてしまう主婦の方に最適な内容だと思います。
DVDもレンタルビデオ店で借りずにネット視聴する人が増えましたが、食材もスーパーで重い荷物を運んで購入せず、インターネットで購入する 新しい時代がやってきそうですね。
ぜひ読んでみてください。
▼本書より
Plant Base Whole Food/プラントベース・ホールフード
プラントベースとは、食べるものは植物性食品を中心にするという意味です。これはなぜかというと、動物性食品の中に含まれる脂肪、すなわち、飽和脂肪酸が様々な病気の元になるからです。
ここ50年で、1日に摂るカロリーの摂取量がほとんど変化していないにもかかわらず、総カロリーに占める脂肪の摂取量が2倍から3倍に増えていて、コレステロールが増えて動脈硬化が進んでいるからです。
むやみやたらに食品を精製や抽出、すなわち、適度な加工をしない。
プラントベースを実践しようとすると、全粉乳や玄米のような精製していない穀物を一緒に摂る必要があります。そうしないとカロリー不足やたんぱく質不足になるのです。
油を摂りたければ、大豆を食べたり、ゴマを食べたりすればいい。
砂糖も同様で、さとうきびから分離されていますから、野菜やお米がもともと持っている甘味を上手に引き出してやって、わざわざ砂糖を加えない。
私たちが太ってしまう理由は以下の3つです。
①精製した穀物の摂りすぎ
②精製した砂糖の摂りすぎ
③肉を含む油の摂りすぎ
よくベジタリアンで不健康そうな人がいますが、それは単純に食べている量が足りなすぎるのです。
「ホットクック」という電気鍋ですが、この電気鍋の中に味噌汁の材料を入れて、自動メニューでスイッチを押すだけで、25分後に味噌汁ができあがる仕組みです。
・食材の正しい切り方
・食材の正しい加熱の方法
・食材の正しい味付けの方法
というようなかたちで調理をモジュール化していれば、クックパッドのようなレシピは全く必要ない。
蒸しを使う利点は、食品が酸化しづらく、水分が残り、AGE(終末糖化産物)ができにくいということです。しかも茹でたり焼いたりするよりも加熱が均一になり時間も早いのです。
【加工食品に依存しないための究極のホットクック料理術】
『勝間式食事ハック』勝間和代・著 Vol.153