【正しいランケアの決定版】
『一流ランナーは必ずやっている!最高のランニングケア』中野ジェームズ修一、佐藤基之・著 Vol.112
本日ご紹介する一冊は、『世界一伸びるストレッチ』などでフィジカルトレーナーとして数多くの本を出版している中野ジェームズ修一氏が監修した新刊。
※参考:『世界一伸びるストレッチ』中野ジェームズ修一・著
ケガの予防に必要なことは、まずケガの発生原因を知ること。
本書『一流ランナーは必ずやっている!最高のランニングケア』 は、ランニングの症状とその痛みの原因をまとめた一冊です。
さて、ケガとケアの解説が中心ですが少しだけ中身を見てみましょう。
▼ここより
靭帯や筋肉などの細胞が損傷すると細胞膜や毛細血管が傷つき、細胞駅や血液が流れ出し、内出血が起きます。また、漏れ出た細胞液や血液が周りの傷ついていない細胞にまで浸透すると、健康な細胞までも死滅し、死んだ細胞が増えるほどケガの治りも遅れます。これをできるだけ早くストップさせる方法がアイシングです。
アイシングには「2・2・2の法則」というものがあります。これは肉離れなど重いケガをしたときの処置方法で幹部を20分間、2時間おきに2日間冷やし続けるという方法です。
柔軟性を高めることが目的である静的ストレッチはウォームアップには適しません。
筋温が低い状態の筋肉は粘性が高く伸びにくいので、それを無理に伸ばそうとすると、かえって硬くなる恐れがあります。
一般的に月間走行距離が200kmを超えると障害発症率がぐんと上がる。
静的ストレッチはアメリカの医学会では「週3~4回、3か月以上継続することで、多くの人に柔軟性の向上が見られる」とされている。
マラソンなど長い距離を走った直後は長湯もストレッチもNGです。急性の炎症が起きている時に、幹部を温めたり、ストレッチで伸ばしたりすると、炎症が余計にひどくなります。
▲ここまで
足や腰の違和感もその原因とケアの方法がわかっていれば不安も激減します。
日常的にランニングをしているランナーの多くが抱えている悩みのほとんどは網羅されており、ぜひ足に違和感が出た時にすぐに紐解けるよう購入しておきたい一冊です。
【目次】 PART1 「ランケア」を知る
PART2 ランケア 膝の痛み
PART3 ランケア 足部の痛み
PART4 ランケア 腰背部の痛み
PART5 ランケア 下肢の痛み
PART6 今さら聞けないランニングケアQ&A