【トレイルランナー鏑木毅の最新メソッド】
『マウンテンスポーツマガジンVOL.3 トレイルラン2015』山と渓谷社
トレイルランナーズ大阪の安藤大です。
本日は、季刊で山と渓谷社から発刊されている、『マウンテンスポーツマガジンVOL.3 トレイルラン2015』の最新号です。
今号は、鏑木毅さんや奥宮俊祐さんら「トップトレイルランナーが案内するベスト・トレイル」、「今買うべきトレイルランの装備はこれだ!ギア・オブ・ザ・イヤー」ほか、スピードハイキングをテーマに八ヶ岳山系などの美しい写真も収められています。
特筆すべきは、ページボリュームこそ少ないながら、鏑木毅さんの「トレイルランテクニック」でしょう。トレーニング論だけでなくトレイルランテクニックの公開も年々、進化してきているように感じます。鏑木さんはどこで情報収集されているのか、気になりました。既出のものもありますが、トレイルランの走り方をもっと知りたい方はあらためて必読しておきたいです。
一点、注意したいのはこうしたトレイルラン雑誌に「ビギナー向け」として記載されているコースの多くは、トップ選手から見たビギナー向けコースであって、ハードなコースが多いです。トレイルランナーズ大阪の主催ツアーで言えば、中級レベル。累積標高が1,000m近いコースも含まれ、、試走に行かれる際はご自身の体力レベルと相談を。
「山を走ることの本質は、無心になること。探るのではなく、自然に合わせること。」
ートレイルランナー山本健一(本書より)
過酷なトレイルランの大会を伝えるよりも、トレイルの美しい景色やまだ見ぬ海外レースといった話題の提供への移り変わりを感じます。ぜひチェックしておきたい一冊です。
【トレイルランナー鏑木毅の最新メソッド】
『マウンテンスポーツマガジンVOL.3 トレイルラン2015』山と渓谷社
管理人:大阪府生まれ。トレイルランナーズ大阪代表、米国UESCA認定ウルトラランニングコーチ。2012年に起業、日本では数少ないマラソンとトレイルランニングの両面を指導できるランニングコーチ、マラソン作家。指導歴12年で、初心者にもわかりやすい指導と表現で定評がある。
自身も現役のランナーで過去15年間で100大会以上に出場をし、ランニングを通じて日本中・世界中を飛び回るという「夢」を実現し、28か国30地域のレースに出場。
2012年から『はじめてのトレイルラン』教室を開講し、1万人超が体験する人気に。山でのマナーや安全な走り方の啓蒙活動にも注力し、グループで走る楽しさを伝え続けている。2024年10月にAmazon(アマゾン)より電子書籍『極寒!はじめての北極マラソン』を初出版。